第3回 「死神と少年」&「SOA」合同座談会




 (9人の人間(?)が、丸い机を囲んで座っている)

華蓮「それでは『第3回「死神と少年」&「SOA」合同座談会』を始めます」

全員「イエッサー!(拍手)」

華蓮「気付けばこのクソくだらない話し合いの場に来るのも3回目なんですね。早いものです」

少年「今さりげに怖い事言った…」

ウミ「やめろ、つっこめば撃たれるぞ

華蓮「この栄えある第3回目の司会者は、このサイト一の美人と噂される私、華蓮がやらせて頂きます」

クロ「つっこみてぇけど怖くてつっこめねえ…」

死神「今回はボケるのにも命がけだな」

華蓮「ご安心を。今回は司会者の務めとして常に拳銃フル装備してますから(拳銃を取り出す)」

あらし「撃つ気満々だー!

少年「防弾チョッキでも用意しておけばよかったな…」

リュウ「おれもう竜になっとこうかな…

華蓮「そうそう、今回のゲストは「SOA」からリュウさんが来ていらっしゃいます

リュウ「よっ!どうもどうも」

クロ「なんだリュウ、お前とんでもない司会者の時に来ちまったなあ」

リュウ「ああ、今回は断ればよかった…」

華蓮「(拳銃構え)何か?

2人「何でもありません!!

華蓮「さて、さっさと先にいってしまいましょうか」

あらし「何だか座談会の進み具合がいつにもましてスムーズだなあ…」

華蓮「前回は結局テーマもどこかにいっちゃったので私張り切ってるんです」

少年「そういえば前回のテーマって僕の名前だったな…

死神「あれはエビチリで決まったんじゃなかったのか?」

少年「やだよそんな名前!」

シロ「美味しそう〜♪

少年「ほら余計なこと言うな!食われる食われる!

華蓮「(手をパンパンと叩く)スタッフ!食べ物を!」

 (友人、うどんを大量に持ってくる)

友人「もしかしてスタッフって俺1人なのかな…」

シロ「わーい!うどんだわー♪」

少年「スタッフに戻っちゃってる?!

ウミ「適任なんだな…」

友人「どうせ俺はこんな役ばっかりだよ。くそっ…」

 (友人、うなだれながら出て行く)

華蓮「さて、今回のテーマは『僕たち私たちの得意技』です」

リュウ「何だその小学生のチビッコのテーマみたいな名前は」

少年「得意技って…僕普通人だから持ってないんだけど…」

華蓮「いや、人間1つぐらい得意技を持ってるものなんです。捻り出して下さい

少年「捻り出してまで考えなきゃいけないのか…!うーん(悩み始める)」

あらし「というか、僕らでさえまともに戦った事は殆どないじゃん」

クロ「リュウは立派に戦ったよな」

リュウ「いやあ、そんな褒めるなって」

あらし「むしろリュウしか立派に戦った事ないというか

クロ「そんな事改めて言うなよ…」

死神「懐かしいな…この鎌を手に取り無数のライバルと命を懸けて戦ったあの日々が…

ウミ「こいつ過去に思いを馳せ始めたぞ!

友人「(飛び出してくる)ってかお前そんな過去絶対持ってないだろ!おい!」

華蓮「こら、スタッフが勝手に入ってくるんじゃありません!」

友人「だってあいつにつっこむ役がいないじゃんか…くそっ…(引っ込む)」

死神「友人も色々大変だな」

全員「お前のせいだよ!

華蓮「さあ、どしどし自分の得意技を発言してきてくださいね」

シロ「あたし食べるー!

華蓮「シロさん→食べる、と…(黒板に書き込む)」

友人「(飛び出してくる)それで良いのか?!得意技がそれで良いのか?!

あらし「本当に何でも食べるから良いんだよ」

華蓮「こら、また勝手に出てきて!」

友人「だって…だって…くそっ…(引っ込む)」

ウミ「スタッフも大変なんだな」

クロ「はい!(手を挙げる)オレこのぐんぐにるで敵を眠らせるぜ!

華蓮「クロさん→ぐんぐにるで刺す、と…(黒板に書き込む)」

死神「そうだ、それについて少し聞きたい事があるんだが」

クロ「あ?何だ?」

死神「そのヤリは刺せば眠らせるものなのだろう?」

クロ「ああ」

死神「つまり殺すつもりで刺しても相手は眠るだけだ、と」

クロ「おお、その通りだ!」

全員「使えねえ…

クロ「あ!てめえらぐんぐにるバカにしやがったな!確かにそこの部分は不便だけどよ!」

あらし「普段戦う時はどうするんだよ?」

クロ「決まってんじゃねーか。刺せないんだからこれでこうバシバシ叩くんだよ

全員「ヤリの意味がねぇ!!

華蓮「クロさん→ぐんぐにるで刺す&叩く、と…(黒板に書き込む)」

クロ「よし、シロより多い!

あらし「あれで良いんだ?!」

華蓮「はいまだまだビシバシ発言して下さいねー」

ウミ「俺は…」

華蓮「はい他には?

ウミ「少しは聞いてくれよ!」

華蓮「はいはい、ウミさん→、と…(黒板に書き込む)」

ウミ「それもう技でもないだろ!

友人「(影から)いじめられ役なんだなあ…」

華蓮「しょうがないですね。ウミさん→泳ぐ、と…(黒板に書き込む)」

ウミ「いや、それは事実なんだがほら、水を操れるとか…」

華蓮「次行きましょう

ウミ「ううっ…(突っ伏す)」

少年「(立ち上がる)ああっやっぱり何も思いつかないっ!」

あらし「うわっまだ考えてた!」

クロ「何だよお前得意技無いのか?じゃあ考えてやるぜ」

少年「えっ」

リュウ「よーし、記念におれが考えてやる!」

少年「何の記念…」

リュウ「そうだな…炎を吐く!

少年「無理無理無理無理

死神「色々便利そうだな」

少年「いやそれはそうだけど人間には出来ないだろ!

リュウ「はっ!そりゃおれの得意技か!」

華蓮「バカですか。リュウさん→炎を吐く、と(黒板に書き込む)」

リュウ「うわーさらりとバカって言われたぞ!」

クロ「はははっバーカバーカ!

リュウ「おれよりお前の方がバカだろ!」

クロ「ん何をーっ!」

あらし「どんぐりの背比べ…か…(ボソッ)」

華蓮「で、結局少年君の得意技って何なんですか」

少年「そんな事言われても…はっ!

死神「何か思いついたか」

少年「僕、牛乳の早飲みが得意だ!

ウミ「牛乳の早飲み…!!

クロ「すごいのかそれって」

華蓮「少年君→無し、と(黒板に書き込む)」

少年「うわー!一生懸命考えたのにー!」

ウミ「あれ、今の凄くないのか?」

華蓮「得意技っていうか技じゃないので

少年「だからって無しとかさあ…確かに無いけどさあ…」

あらし「あ、じゃあ僕の所にも無しって書いといて」

華蓮「あらしさん→刃物、と(黒板に書き込む)」

あらし「無視されたー!何も言ってないのにー!」

クロ「そりゃあお前仕方ねーだろ。無しとか」

リュウ「何か見た目は平凡そうだが」

クロ「おいおいリュウ知らねーのか?あの恐怖の刃物物語を」

リュウ「な…何だよそのいかにもホラーチックな名前は…」

ウミ「世の中知らなくてもいい事はあるんだ。たくさん

あらし「何か失礼な事言われてるような気がひしひしとする…」

華蓮「えーっと、後言ってない人は誰ですか?」

死神「自分だ

華蓮「ああそうだ私を忘れてましたよ。えーっと、私→美貌、と(黒板に書き込む)」

死神「うむ、見事な無視っぷりだ」

クロ「しかもこいつまた有り得ねえ事書いてるし!」

華蓮「何ですか。何か文句でも?」

あらし「せめて「銃」とか書こうよ」

華蓮「(仁王立ちで)今回の司会者は私です

全員「恐れ入りました

華蓮「さて、これで全員ですね?」

死神「もしかしたら、このまま自分は無視され続けるかもしれないな

少年「そんな呑気な事言ってないで抗議しろよ!」

死神「ふむ、しかし聞いてくれるだろうか」

クロ「きかねえってこの女。今日はのりのってるからなー」

華蓮「私の銃ものりのりすぎて思わず弾が飛んでいってしまいそうですよ。うっふふふ(銃を構える)」

クロ「構えてる!構えてるっつーの!

リュウ「あいつが最強なのか…ふーん…」

あらし「早く終わらないかなーこの座談会…」

死神「(手を挙げる)はい」

華蓮「ちっ(舌打ち)手を挙げられたら当てるしかないじゃないですか」

少年「ひーっ!ちっとか言ったー」

ウミ「おーいスタッフ、水持ってきてくれないか

少年「こんな時に水頼んでるしー!

友人「はいよー(コップ一杯の水を持ってくる)」

ウミ「出来ればタルいっぱいに欲しいんだが

友人「持ってこれるかっ!」

ウミ「世の中不景気だよな…(水を飲む)」

友人「不景気は関係ないだろ不景気は!タルいっぱいは持ちすぎだろ!」

華蓮「こらスタッフ!用が済んだらさっさと出て行く!」

友人「ちくしょーっ!いつか覚えてろ!(走り去る)」

少年「あいつもそろそろ限界だなあ…」

シロ「ねえスタッフー!うどんもうすぐ無くなるわよー!」

友人「(スタッフ室から)少しは辛抱しろ!

シロ「けちんぼー!」

死神「(手を挙げ続けたまま)そろそろ指先が冷たくなってきたな

華蓮「まだ挙げてましたか」

少年「うわー!早く当ててあげてよー!」

あらし「さすがにずっと見てると可哀相に思えるね…」

少年「ずっと見てたなら教えてよ!」

華蓮「しょうがありませんね。はい、死神さん」

死神「ふふふ、忍耐の勝利だな

少年「今回ばかりは尊敬するよ死神…」

華蓮「さあ早く答えて下さい」

死神「自分の得意技、それはだな、例えば…どこかの我が儘な司会者の娘の銃弾を避ける事かな

華蓮「…!」

死神「(ニヤリ)」

 (両者、睨み合う)

華蓮「ほほう…それは大層な得意技ですね…是非この目で確かめてみたいですよ」

死神「何なら今からでもいいぞ。何てったって得意技だからな」

華蓮「私、常に眉間の急所を狙うのがポリシーなんですよねー

死神「自分はそれをちょうど眉間の急所に打ち返すのがマイブームだなー

華蓮「うっふふふふふ

死神「ふっふっふっふ

少年「何で?!何でこんな事になってるの?!」

ウミ「2人の間に火花が見える…

リュウ「こんなに強烈な殺気を感じたのは久しぶりだぜ…」

あらし「アホらし…。もうこれじゃあ座談会出来ないから先に帰ろうかな…」

友人「(飛び出す)ってこれほっといていいのか?!

あらし「いいって、きっと終わったら勝手に帰ってくるだろうし。じゃ、第3回座談会終了ー。おつかれー」

少年「終わっちゃったー!

友人「むしろ終わらせたー!

シロ「え、終わりー?じゃ、何か食べに行きましょー!」

あらし「行こう行こう」

クロ「よっしゃー!リュウも来いよ!皆で食おうぜ!」

リュウ「おお良いな!よし!おれのおごりだ!皆ついてこーい!」

ウミ「じゃあ、少年も友人も来るか?」

少年「え?」

友人「いいのか?」

あらし「あれじゃあ2人ともしばらくあのままだろうし、きなよ」

友人「それじゃあ…お言葉に甘えて…?」

シロ「わーい!行きましょ行きましょー!」

少年「よかったー。ちょうどお腹空いてたんだよね」

 (皆部屋から出て行く。残ったのは華蓮と死神と2人だけ)

華蓮「行きますよ、後悔しませんね?」

死神「そちらこそ、弾の無駄遣いを後で嘆いても弁償は出来ないぞ」

華蓮「上等です

死神「やるか


(怖いので)第3回 「死神と少年」&「SOA」合同座談会 終了。

04/2/9






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