第2回 「死神と少年」&「SOA」合同座談会




 (8人の人間(?)が、丸い机を囲んで座っている)

あらし「ただ今から『第2回「死神と少年」&「SOA」合同座談会』を行います」

全員「イエーイ(拍手)」

ウミ「やっぱりまたやるんだな座談会」

華蓮「やると思ってましたよあの人」

あらし「えーっと、今回の司会はきっとこの中で一番凡人だと思われるこの僕あらしがやらせてもらいます」

全員「絶対嘘だ!

あらし「何だよ全員口揃えて否定するか?!」

クロ「おめーのどこが凡人だおい!」

あらし「見た目からして僕はだ!」

華蓮「一番の凡人は普通に少年君じゃないんですか」

少年「えっ、僕?」

死神「いや違うな。一番の凡人は友人だろう」

友人「俺?!何でだ!」

あらし「あ、そうそう、座談会メンバーは前回の者と、ゲストとして友人殿を呼んでいます

友人「あ、どうもどうも」

少年「スタッフから格上げだね」

シロ「えー?!じゃああたしの食べ物は誰が持ってきてくれるのー?!」

友人「俺はお前の飼育係かよ」

クロ「他にまた雇ってるんじゃねーの?」

あらし「んじゃ、今回のテーマといきますか」

全員「よっしゃー!」

あらし「第2回座談会のテーマは…!『少年の名前について』

少年「えー?!今更?!ここで?!」

華蓮「前回罵ったからじゃないですか?」

友人「名前なら俺も無いんだけど

死神「だから良いんじゃないか?」

友人「死神…もしかして俺のこと嫌いだろ?」

死神「そんな訳ないだろう」

あらし「はいはいそこ喧嘩しない喧嘩しない」

友人「…ちっくしょー」

少年「相変わらず仲悪いなあ」

あらし「それじゃあ意見ある者は手を挙げて下さーい」

ウミ「いきなり名前考えろと言われてもな…」

シロ「はーい!はいはいはいー!(手を挙げる)」

あらし「おお、珍しいなあシロ。どうぞ」

シロ「まんじゅう!

少年「いやちょっと待って」

シロ「リンゴ!カルビ!バナナ!うどん!エビチリ!肉!

死神「自分的にはエビチリが」

少年「答えるな!」

あらし「…シロ」

シロ「あんまん!スキヤキ!天ぷら!ラーメン!米!

あらし「お腹空いたんだな」

シロ「もうペッコペコー!」

クロ「それならそうと早く言えば良いじゃねーか」

シロ「ちょっと遠慮して遠まわしに主張してみたのよー」

少年「遠慮されて名前がとかとかになったらさすがに泣けるかも」

華蓮「いや、最高ですよその名前(爽やかな笑顔)」

少年「すごい笑顔で嫌味言われたー!」

ウミ「あれに慣れないとやっていけないぞ、ここは」

少年「何て過酷なんだファンタジー…」

友人「重要なのは人間関係なのかファンタジー」

華蓮「失礼ですね。私が試練とでも言うんですか」

ウミ「俺にとっては毎日が試練だ!

友人「何て悲痛な叫びだ…」

クロ「ちょっと何か言われたぐらいで沈んでるウミが悪ぃんだよ。オレはまったく気にしない性質だからな!」

華蓮「そうですよ、私が言うのは全部本心なんですから。クロさんのように無神経にさらっと流して下さい」

クロ「そうそうオレのように無神経に…って何だとおらぁ?」

華蓮「何か文句でもあるんですか?」

少年「流せてないよ?!

友人「おいおい睨み合ってるぞ?!怖っ!」

ウミ「お前らこんな所で喧嘩するなよ…」

クロ「は引っ込んでろ!」

華蓮「あなたは大人しくタルでも被ってて下さい!

ウミ「ひどいよな?!お前らいつもひどいよな!?」

少年「あっ泣きついてる」

友人「これからまた乱闘起こりそうな気配だな」

シロ「ねぇーそれよりお腹空いたー!もう机かじっちゃうわよー

あらし「いや、それはちょっとやめてほしいなあシロ」

少年「…でもさ、これ見てると可笑しいのは死神だけじゃないんだなーってしみじみと思うよ」

死神「(まんじゅうを頬張りながら)何だ?何か言ったか?」

友人「あってめえさっきから大人しいと思ったら1人だけでまんじゅう食ってる!

シロ「ずるいー!あたしにも頂戴!」

死神「ほれ(手渡す)」

シロ「わーい!(かぶりつく)」

死神「何だか餌付け体験をしているような気分だな。…で、さっき何を言ってたんだ?」

友人「可笑しいのは死神、お前だけじゃないんだなって言ったんだよ」

死神「可笑しい?

友人「(頷きながら)可笑しい」

死神「誰が?」

友人「お前だよ!

死神「可笑しいとは色々な意味合いがあるがどれだ?1、笑いたくなるような面白さがある、滑稽である。2、普通でなく奇異な感じがする、異常だ、変だ。3、つじつまが合わない。筋が通らない。また他にも、興味深い、おもしろい、とか美しく魅力的だ、優れている、立派だ、とかいう場合にも使われる事が」

友人「説明が長いんだよ説明が!」

死神「これは予想だが、さっき言った可笑しいは「美しく魅力的だ」という意味では無いか?」

友人「んな訳あるかっ!

死神「ちなみにgoo辞書で調べさせてもらった」

少年「やっぱり便利だねgoo辞書」

華蓮「ところでさっきの「お前だけじゃないんだな」発言、こちらに喧嘩を売ってるように聞こえたんですが」

友人「ぎゃーっ!こっちに来たー!」

クロ「オレのどこが可笑しいんだ!ああっ?!」

少年「全体的に…いや何でもありません」

死神「それじゃあ可笑しい対決でもするか?」

ウミ「するのか?!」

少年「誰が一番可笑しいのか?!

華蓮「低レベルですね」

友人「いや…かなりハイレベルだと思うんだけどな…」

少年「選手がね

クロ「よっしゃー!やるか対決!!」

ウミ「本気で?!本気でするのか?!」

華蓮「武器は使用可ですよね?(拳銃取り出し)」

ウミ「しかも直接対決なのか?!」

死神「ふふふ…この鎌を使った炎月斬りを見せる日が来たな…(鎌を持つ)」

少年「え?!死神戦えたの?!」

友人「何か大層な技名持ってるし!」

死神「たぶん出来る、と思う」

友人「予想かよ!

少年「ただ言ってみたかっただけか…」

クロ「ふふふ…このぐんぐにるを使った睡眠突きを見せる日が…(三つまたのヤリを取り出す)」

ウミ「真似するなよ!」

死神「個性が無いな」

クロ「何だとー!」

華蓮「とうとうゴングが鳴りますか?」

友人「なあこれ全員参加なのか?」

少年「さあ…」

クロ「よーしいくぞー可笑しい対決っ!

 (全員?が一応構える)

全員「よーい…!」

 (緊張が高まる)

あらし「ていうか可笑しいのは全員一緒だー!(刃物振り回し)」

全員「ぎゃーっ!!」

 (全員伏せる)

シロ「(まんじゅう食べながら)あれー?皆なんで倒れてるのー?」

あらし「可笑しいからだよ

少年「さ、さっき頭を何か鋭利な刃物のようなものが掠ったー!」

ウミ「首と胴体が離れるかと思った…」

クロ「あ、あらし!てめえ何しやがんだよ!」

あらし「えーい黙れ!ここは座談会室!そんな50歩100歩な対決する場所じゃないんだよ!

友人「何気にひどい事言うな…」

華蓮「あらしさんもやるようになりましたね…」

あらし「やっぱりここは司会者らしく場を静めないとね」

死神「なるほど、刃物を振り回せば静まるのか…」

少年「家の中で振り回したら追い出すからな

ウミ「というか、そういえば座談会だったな今日は…」

華蓮「忘れてましたね

クロ「座談会って何だ?」

友人「前回説明してたのを俺はスタッフ室で見てたぞ!」

少年「あるんだスタッフ室」

あらし「ああっ座談会2回目にして全然座談会にならなかった…」

シロ「あたしは何か食べれれば満足よー」

あらし「…よっし、疲れたから終わろう

全員「何ーっ?!

あらし「えーただ今を持ちまして第2回座談会終了!じゃ、お疲れー」

 (あらし、座談会室から出る)

ウミ「本気で終わったぞ?!」

華蓮「むしろ座談会でもありませんでしたね今回は」

シロ「あたしも帰ろー。お菓子を取っておいてるの思い出したわー♪」

 (シロ、スキップで座談会室から出る)

少年「あっそういえば宿題あったんだー早く帰らなきゃなー(棒読み)」

友人「何でそんなに慌てた様子なんだ?」

少年「えっ知らなかったの?最後に残った人がここの片付けするんだよ

友人「そ、そうなのか?!」

死神「それじゃあ帰ろうか。自分も宿題が

友人「無いだろお前は!

 (少年死神友人、急いで座談会室から出る)

クロ「残った奴が片付け…」

ウミ「じゃあ俺たちの中の1人が片付けか…?」

華蓮「あーっ!あんな所にたっぷり水の入ったタルが!(指差す)」

ウミ「水?!(辺りを見回す)」

華蓮「ふっ、ちょろいですね」

 (華蓮、そそくさと座談会室から出る)

ウミ「…あれ?!」

クロ「お前、何気に一番アホだよなー

 (クロ、ダッシュで座談会室から出る)

ウミ「あっアホとは何だアホとは!しかも…もしかして最後は俺か?!本当に誰もいないのか!?」

 (ウミ以外誰もいない

ウミ「…片付けってどうやるんだ…?ううっ…」

 (ウミ、1人で片づけを始める)



第2回 「死神と少年」&「SOA」合同座談会(?) 終了。

04/1/17






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