第1回 「死神と少年」&「SOA」合同座談会
(8人の人間(?)が、丸い机を囲んで座っている)
少年「えーということで、今から『第1回「死神と少年」&「SOA」合同座談会』を行います」
全員「おおー(拍手)」
少年「今回の司会は、少年こと山吹氏の妙なこだわりによって未だに名前が無いこの僕がやらせて頂きます」
死神「何気にそれは嫌味かい?」
少年「もちろん。えっと、メンバーは「死神と少年」からはそのまま僕と死神とコバで…」
シロ「コバって何ー?美味しそうな名前ねー♪」
コバ「にゃ、にゃーん」
あらし「人ん家の猫を食うなシロ」
華蓮「え、というか猫もいるんですか」
死神「コバは大切な家族の一員だからな。そうだろうコバ」
コバ「にゃあ」
ウミ「いや、座談会に参加するのは猫じゃ無理だと思うんだが」
少年「あーそいつの事はそっとしといてやって。いつもこうだから」
死神「…何だか頭のおかしい人みたいな言い方されたような」
少年「(無視)で、「SOA」からはあらし、クロ、シロ、ウミ、華蓮、全員で8人という事になります」
クロ「なあ、ところでザダンカイって何だ?」
あらし「ずいぶんと今更な質問だなー」
華蓮「goo辞書によれば、『何人かが集まって、ある問題について各自の意見や感想を述べ合う会。形式ばらないで話し合うことを目的とする』とあります」
死神「goo辞書は便利だな」
クロ「つまり話し合いだろ?へーぇほーん」
少年「じゃあ続きいいでしょうか」
クロ「おおどんどんいっちまえー」
少年「えー第1回座談会のテーマはずばり『ウミのタルの背負い方』です」
ウミ「おいちょっと待て」
少年「はいウミ氏」
あらし「ウミ氏って」
ウミ「何で栄えある第1回からそんなどうでも良い事を話し合わなきゃならないんだ!」
クロ「(机をドンと叩く)馬鹿野郎!どうでも良い事じゃねえよ!」
ウミ「?!」
クロ「読んでいる皆さんの中に気になってるやつが絶対いるって!」
ウミ「いるのか?!」
あらし「いるんだー」
死神「気になるな」
華蓮「いましたね」
少年「じゃ、テーマ変更無しという事で」
全員「(ウミ以外)はーい」
ウミ「何だか納得がいかない…」
少年「タルの背負い方に対して意見あったら手を上げてください」
シロ「はーい」
少年「はいシロさん」
シロ「お腹すいたー」
全員「…」
死神「なるほど、体内に摂取するためにタルを飲み込むと」
ウミ「飲み込めるか!」
華蓮「誰かお菓子でも何でもいいから持ってきてくれませんか?このままじゃ机かじられますよ」
クロ「いや、最初はあの猫だな」
コバ「にゃあーん」
少年「誰かー早く食べ物をー!」
(友人が大量のバナナを持ってくる)
少年「ありがとうスタッフ」
友人「えっ俺こんな役なんだ?」
シロ「わーいバナナだー!」
(シロ、バナナを食べ始める。友人も密かに引っ込む)
あらし「これでしばらくはもつね」
少年「しばらくだけ?!」
華蓮「世の中そんなものなんです」
少年「世の中を語られても」
ウミ「ところで話し合いは…」
全員「あっ」
少年「…えーっと、じゃあ他に意見がある人ー」
あらし「ウミって、背中にタル背負ってるんだよね」
ウミ「お前が背負わせたんだろ」
あらし「そりゃそうなんだけどさ」
クロ「つまりよー、背中にどうやって背負ってるかってわけだろ」
死神「えっ」
少年「…どうしたの死神」
死神「いや、背中に背負ってるとは思ってなくてな」
ウミ「ちゃんと本編に「背中に背負ってる」という描写があっただろう!」
華蓮「まず「背負ってる」んだから背中でしょう」
死神「おお確かに」
あらし「ってか、背中に背負ってるんじゃなければどこにどうやって背負っていたと思ってたんだ…」
死神「頭にな」
全員「頭?!」
死神「こう、丸々被ってると」
全員「被ってるのかよ!」
ウミ「背負ってないだろそれ!」
死神「仕方が無いだろう、第一印象がそうだったんだから」
少年「前が見えないだろそれ」
死神「…ああーなるほど」
華蓮「つっこむポイントがずれてる気がひしひしとするんですが」
少年「納得したんだからいいんだよ」
あらし「死神の扱いに手馴れてる様子だなー…」
少年「それじゃ、『1.頭に被ってる』っと(黒板に書き込む)」
ウミ「え?!それ入るのか?!」
少年「一応意見だし…」
死神「そう、立派な1つの意見だ」
ウミ「この死神…!」
シロ「どーどー、バナナ食べるー?」
ウミ「いらない」
少年「それじゃ他にある人ー」
華蓮「はい」
少年「はい華蓮さん」
華蓮「まあ背中に背負うと仮定して」
ウミ「いや仮定じゃなくて事実じゃ…」
華蓮「(無視)ちまたで噂なんですが、ヒモを使ってタルを縛り付けてるんじゃないかと」
あらし「なるほど、ヒモかー」
ウミ「噂されてるのか…?」
少年「でもタルをヒモでどうやって縛り付けてるのさ?」
華蓮「それは…!」
全員「それは…?」
華蓮「胸の所でバッテンのようにクロスさせて縛り付けていると!」
全員「!!!」
ウミ「バッテン?!」
クロ「ぎゃはははは!バッテン!」
あらし「何だか聞いてるだけじゃ普通に聞こえるんだけど…」
クロ「おいおい想像してみろよ、ヒモでバッテンに縛り付けられてるタル背負ったウミをよ!」
全員「え?」
クロ「何つーか、へたれた姿だと思わねえ?!」
全員「へたれ…!」
ウミ「おい失礼だな!へたれって何だよへたれって!」
シロ「美味しいのへたれー?」
クロ「ウミの事だっつーのシロ」
シロ「そうなんだ!じゃあ美味しいわねー!」
少年「美味しいんだ…」
ウミ「いや、俺そんなにへたれてるか?」
死神「見た目というかオーラというか、な」
ウミ「嘘だ!」
華蓮「良いじゃないですか別に」
ウミ「良くない!」
華蓮「そうやって根に持ってウジウジしてる所からしてへたれてるんですから」
ウミ「ガーン!(ショック)」
少年「えーっと、『2.ウミはへたれている』と(黒板に書き込む)」
ウミ「すでにテーマからも外れてるし…」
あらし「今回の座談会の裏テーマは『ウミいじめ』?」
少年「裏あったんだ…」
ウミ「ううっ…(机に突っ伏して咽び泣く)」
華蓮「うっとおしい男ですね」
クロ「根性がヤワなんだよ、ヤワ男ー」
少年「いつもこんな風にいじめられてるんだ」
死神「麗しき仲間達との交流だな」
ウミ「故郷が恋しい…」
シロ「もうバナナ無いわよー」
全員「えっ?!」
あらし「もっと味わって食べろよシロ」
シロ「味わったわよー量が少なかったのよー!」
全員「ありえねえ」
少年「スタッフー!もっと食べ物!」
(友人、大量のまんじゅうを持ってくる)
友人「やっぱり俺こういう役なんだな…」
シロ「わーいまんじゅうー!しかも英雄まんじゅうだわー!」
華蓮「あの不味いと評判のまんじゅうですか」
友人「予算がなくてね、何せ大量に仕入れなきゃいけなかったからな」
シロ「文句は言えないわよねー(食べ始める)」
少年「それじゃあ、そろそろ座談会のまとめに入ろうか」
ウミ「今までの意見でか?!」
少年「えっと、1.頭に被ってる、2.ウミはへたれている」
ウミ「コレで一体どうやってまとめると…」
少年「最終的に『バッテンでタルを縛り付けてるウミは頭に被ってるという印象が残るほどへたれている』という方向でいいですか」
全員「いいでーす」
ウミ「何というかこじづけだなそれ!」
死神「まとめとはそういうものだ。意見をまとめた結果がこれなのだから文句は言えまい」
ウミ「言いまくりたいんだが」
少年「却下」
ウミ「ううっ…」
クロ「ってことは座談会終わりか?」
あらし「まとめも終わったし、そうなんじゃない?」
少年「タルの背負い方はまあ、自由に想像するという事で」
ウミ「それじゃあこの座談会の意味が無いような…」
少年「えーでは第1回座談会終了!」
クロ「(立ち上がる)うおっしゃー!お疲れー!」
華蓮「(立ち上がる)お疲れ様でしたー」
シロ「(まんじゅう食いながら)わーいご飯食べよー!」
クロ「まだ食うのかよ!」
(クロシロ華蓮、座談会室(?)から出る)
あらし「早いなー行動」
死神「(立ち上がる)あー楽しかったなコバ、次はいつやるんだろうな」
コバ「(伸びをする)にゃあーん」
ウミ「またやるのか…?」
少年「予定では」
あらし「予定は未定(立ち上がる)さあウミ僕らも帰ろう」
ウミ「(立ち上がる)ううっ…」
(あらしウミ、座談会室から出る)
死神「さて、自分達も帰るか」
少年「うん。(立ち上がる)…あ、そういえば帰りにおつかい頼まれてたんだった…」
死神「だったな。じゃがいもにニンジンに…」
少年「あとカレールー」
コバ「にゃあ」
(死神少年コバ、座談会室から出る)
友人「…え、俺残されたんだけど…まさか片付けとかしなきゃいけないのか?おい、誰かー!」
(友人以外誰もいない)
友人「…スタッフって大変だな…」
(友人、1人で片付けを始める)
第1回 「死神と少年」&「SOA」合同座談会 終了。
04/1/11