前書き
この
『Spirit Of Adventurous 外伝 −Heart Maker−』
は、
『Laugh Makers』
と完全相互の外伝小説です。
100題本編のネタバレはもちろん、「Laugh Makers」のネタバレも入っているうえ、
両方読んでないといまいちストーリーが分かりません。
それでも構わない方はどうぞご覧下さい。
一応、この話にたどり着くまでのあらすじを載せておきます。
勝手に山吹が編集していますので、どこか「Laugh Makers」本編と微妙に違う部分もあるかもしれませんが
そこら辺はお許し下さい。
それと、「ラフメ」と完全相互するために「SOA」100題とどこか違うんじゃね?という部分も出てくるかもしれません。
そこは外伝なので気にせずに読んでやってください。
※「Laugh Makers」ネタバレ多数あり
※「Spirit Of Adventurous」ネタバレ多数あり
* * *
人の「笑い」を吸い取ってしまう謎の「ハナ」が蔓延する大陸「ピンカース」。
「ハナ」が現れた村は笑いを吸い取られ、滅びの一路を辿っていた。
そんな中、「ハナ」を消す事が出来る独特な「笑い」を持つ6人の特別な人間「ラフメーカーズ」が現れる。
彼らは「ハナ」を生み出し世界を闇に包もうと企む闇の一族「エキセントリック一族」を倒すために旅をしている。
ラフメーカーの一員、「癒し」の力を持つ「クモマ」という少年(短足)は、その身の中に心臓を持ってはいなかった。
約10年前、エキセントリック一族(以下、エキセン)でもキモイと恐れられている自称神こと『U』に奪われてしまったのだ。
代わりにクモマは『U』の魔法を埋め込まれ、徐々に人形になってしまうという大変な事態に陥ってしまった。
クモマを救うには、奪われた心臓を戻すしか方法は無い。
エキセンの中でも反発する者たち、『L』『B』『O』がどうにかして戻してやろうと考える。
しかしここで、重大な事実が発覚してしまった。
『O』こと「死神」が、クモマの心臓を、使ってしまっていたのだ。
ある「人形」を、「人間」にするために。
死神はクモマを連れて、ある旅人達の元へ訪れる。
他の者に使われたクモマの心臓の代わりとなる、作りかけの「心臓」を持って。
「人形」から「人間」になった少年、あらしはそこで、真実を知る。
そして、決意をするのだった。
* * *